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(2005/5/2)

秀景満の春◇ツアー・レポート◇


::::::::::::左から、須藤満・平井景・村井秀清::::::::::::

2005年4月。『秀景満』史上最大のツアーが敢行された。
・・・っていうほど、大げさなものではないけれど
かなりな強行スケジュールで計8本のライブツアーを行った。
2002年1月に結成されたから、活動4年目に突入しての出来事だ。

『秀景満』=”しゅうけいまん”と読む。
村井清(Piano)、平井(Drums)、須藤(Bass)の三人の名前を
一字ずつ取っただけのバンド名ではあるが、
お客さんを含め、皆さんの口から
”しゅうけいまん””しゅうけいまん”と聞くにつれ
バンドとして定着してきた気分になる。

演奏曲は毎回、三人のやりたい曲を3〜4曲づつ挙げ
三人で曲順を考える。そして三人でアイディアを出し合う。
ライブ中のMCも三人で行う。
したがって各自の元来の性分的な面からくる責任感
誰がリーダーとも言えぬ無責任感が絶妙にステージに漂い、
楽ぅ〜に話しビシッと演奏する笑いと感動のライブが繰り広げられる(はず)。
ということは、日本語圏以外へは進出できないバンド・スタイル。(汗)

今回のツアーでは学ぶところがほんとに多かった。
「ライブはまさに生きモノ!」
もちろん、ライブが続けば曲は完全に把握されていくし、
より良く修正もされていく。
しかーし!バンドというのは回を追うごとに
必ずしも良くなるっていうもんじゃな〜い!

各自の調子、音響環境、お客さんとの距離、曲順などなど
いろんな要因が絡んでくる。

一度いい演奏になった曲は、次にその印象を引きずり、
実際は悪くない演奏でも、やってる本人達には満足がいかず
「ん?調子わるい??」ってなってしまったりもする。
「前回とは違うようにアプローチしよう」とすることは、
果敢な挑戦でもあるが、一歩間違うと
和を乱す脈絡のない邪念にもなりかねない。

固定のメンバーでライブを続けると必ず起きるジレンマ。
最高のアンサンブルの構築マンネリの回避
バンドって面白いけど難しいのよーん。

このツアーでもそういう意味でのアップダウンももちろんあったが、
かなり前向きにいい形を模索できたと思う。
これはメンバーの人柄と音楽に対する情熱によるところも大きいと感じた。
そして演奏のみならず、ステージングでも、
三人の間合いがとてもいいバランスを取れるようになったと思う。
試行錯誤、失敗、反省。
これをすぐ次の日のライブで活かしていけたことが大きい。


ツアー・アルバム

4月13日 仙台"enn"の楽屋にて出番待ち。

当日の朝に集合し、夕方に到着。
そのまま搬入・セッティング・リハーサル。

ツアーの移動は全て、平井車にて行う。
自分の楽器を持っていきたかったからだ。

この日、第一部ステージは初めての土地ということもあり、若干様子を見ながら、、の観あり。
第二部でいつも「秀景満」のペースへ! 


4月15日 秋田の寒風山にて。

昼間、平井とアシスタントの”テル”は観光ドライブ。
”なまはげ”で有名な男鹿半島の中心に位置する
山のてっぺんから 日本海と秋田を見渡す。
木が無いから風がものすごく強い。
太平洋側の観光地とは雰囲気が違うのが面白い。




同4月15日 秋田"The Cat Walk"にてマスターと。

大きなお店にも関わらず満員御礼!
秋田のお客さんは、盛り上げ上手、乗せ上手!
すっかり気分良くライブをやらせてもらう。
終了後、地元のミュージシャンやジャズドラマーの
マスターを交えてセッション大会。最高!
須藤さんがウッドベースを弾くのを初めて見るがGOOD!


4月16日 秋田から茨城県水戸へ約500km!

疲労からだんだん壊れ始める。。。
秋田自動車ではまだ積雪が見られた。
桜前線を通り越した北側にいたので、
茨城へ南下するにつれ景色がピンク色になる。

この日、水戸"Girl Talk"にてライブ。満員御礼!
終了後、そのまま東京・横浜へ!!
各自、自宅へ戻る。


4月17日 横浜"Motion Blue Yokohama"の楽屋。

Blue Note系列のライブハウスだけあって、
大きくてオシャレな空間に素敵なステージ。
120名を超える満員のお客さん!
疲れてても頑張れる!ありがとう!

この写真は、本番前にすとさんのPCで
「仙台ennで撮ってもらったDVDを見ようぜー。」って
集まってるとこ。本番中の写真が少なくてスミマセン。



4月20日 さあ西日本シリーズに突入。
いざ名古屋"Bottom Line Japan"へ!

この日以降は、ゲストにサックスの宮崎隆睦くんを迎えての旅になる。

広いライブハウス、高いステージ。お客さんとの距離感を埋めるのに若干苦労しつつも、宮崎くんのブライトな音色がバンドに加わり、いい感じになっていく。

打ち上がる!


4月21日 岡山へ移動。サービスエリアにて。すとさんは、しょっちゅうカツ丼を食べてる。
right
岡山"Desperado"でリハーサル中に、なんと宮崎くんだけ「この日のライブ告知にもなればいい」と地元のNHK番組に生出演し演奏。我々はリハーサルを中断し、お店のテレビで観戦。


4月22日 神戸"Great Blue"にて。
満員御礼!

やっと関西弁圏に入る。往来する会話が耳に心地いい〜。
宮崎くんは地元につき父兄参観状態。

この夜は気分良くて、朝方までゆっくり飲んだなぁ。

4月24日 京都"Live Spot RAG"・・・・・ つ・つ・遂に、”千秋楽”

平井にとって、奈良・大阪・京都はまさに地元であり、
ここ"RAG"は学生時代の91年から幾度も出演している”ココロのホームグラウンド”!
盛り上がらないわけがない!


↑本番前の打ち合わせにも熱が入る!? ↑ツアーにずっと同行してくれたマイ・ドラムセット


満員御礼の図。 本当にありがたい。

今度は、平井が父兄参観いや母妹参観される日。
あと親戚の子たち。
特にハタチ前のトモ君は初めて平井のライブを観る。
帰り際「すごかった。。びっくりした。。ほんまに感動した。。また絶対くるわぁ」と興奮気味。
「景ちゃんってドラム叩けるんやぁ」て思ったのかな?


雰囲気おとどけ

そのまま"RAG"で打ち上げ!
何時まで飲んでたっけかな?
この写真は夜中の3時くらいかな。
ヘロヘロ、お疲れさまでした〜!の図。






かくして、『秀景満2005〜春〜』は大盛況のうちに幕を閉じたのでした!
平井車の全走行距離は3000km。
みんなよくガンバッタけど、私の車もガンバッタ。

村井さん、須藤さん、大切な機会を与えていただき、ありがとうございます!
須藤さんのツアーコンダクター的数々の業務にも感謝!
ゲストの宮崎隆睦くん、いい音をありがとう。
各ライブハウスのスタッフの皆さん、お世話になりました。
気持ちのいい仕事ぶりの現場ばかりで、感動です。
アシスタントのテルと信介、助かりました。ありがとう。

そして、ライブにお越しいただいた全国のお客さま!!
暖かく迎えていただき、こんなにも多くの人に演奏を聴いていただけて、
私はほんとに幸せ者です!!

年内にはこのユニットのCDをリリースできそうです!
ツアーが終わった今、早速それに向けて進行中です。
これからも『秀景満』も見逃せませんよ。宜しくお願い致します!

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